こんにちは、まのです。
今日のテーマは生成AIについて。発達障害とどう結びつくんだ、という感じかもしれませんがこれがなかなか興味深い話題でして…。
実のところ僕自身も、生成AIについて勉強したのは自分の仕事を効率化できないか?という考えのもとでありまさかここのブログに載せるような収穫があるとは思っていなかったのですが。
実際にはふたを開けてみればとても興味深い内容でして。近々youtubeチャンネルに動画としてアップしようと思っているほどです。
ただyoutubeの方は現在ADHDの人生をふり返る、というシリーズがこれから中学生編に入るということもありこのシリーズが終わるまでは新しいネタを出しづらいかな…という状況。
いや、シリーズの合間にサクッと入れてしまうかもしれませんが。この辺は動画の反響など見ながら考えていく予定です。
今回の本題である生成AIについてですが、皆さんはどういうイメージをお持ちでしょうか?
僕としてはちょっと不安や恐怖、人類はどうなるんだろう…というどちらかというとネガティブなイメージの方が強かったりしました。
しかし今回、セミナーに参加して学んだことからいろいろとポジティブな要素も見えてきたのです。
特に、発達障害がある方のように不得手な部分がある方にとって、AIが補ってくれる時代がくるのかもしれません。
その辺りを今回、動画にする前に少し触れておこうかなと思って記事にしてみた次第です。
APD/LiD(聴くことの苦手さ)がある方にはAI要約が味方になるかもしれない
APDあるいはLiDという特性があります。
聴覚情報処理障害と訳されることが多いですが、簡単に言うと人の話を耳にしたときに頭の中でうまく情報として捉えきれない症状です。
難聴などの聴力の問題は無いにも関わらず、言葉がうまく追いきれなかったり聞き逃してしまったりしやすいわけですね。
発達障害との関連はまだ議論の余地があるところですが、ASD傾向がある方に表れやすいというのがよくされる説明です。
実際、視覚優位という言葉があるように、耳で捉えるよりも見て覚えたり理解する方が得意という自閉スペクトラム症の特性は珍しくありません。
(自閉スペクトラム症の視覚優位とAPDが同一か別物かはまた意見が分かれるところ、というのが僕の認識です)
こうした特性がある方にとって、電話というのは輪をかけて難しいシーンです。相手の顔や表情、身振りといった手がかりがありません。頼れるのは耳からの情報だけですからね。
そこで今回の生成AIが絡んでくるのですが…なんと昨今のAIは電話の内容を要約し、電話を切った後に文章として記録に残してくれる機能があるのだそうです。
これって発達障害の有無関係なくめちゃくちゃ便利ですよね…。
通話中に寝落ちして「今聞いてなかったでしょ」と恋人に怒られたものの、こっそりAIに電話の内容を聞いて事なきを得る、なんていう光景が当たり前の時代がくるのかもしれません(現時点ではリアルタイムの要約までできるのか不明ですが)。
また、会議のような複数人の人が話し出す場面もAPDあるいはLiDがある方にとって苦手なことが多い場面です。
注意を向ける対象が多かったり、不意に発言されたりすると耳からの情報の処理が追いつかないわけですね。
しかしここでも生成AIが役立ちそうな機能が…。なんと会議も要約し、議事録をAIくんが作ってくれるのだそうです。
僕も今まで何度となく議事録を作ってきた経験がありますが…あれば自動で行われるとしたらなんと良い時代でしょう。
そして、今まで聞き取りが難しくて議事録作成に苦しんできた方々にとってはとんでもない朗報というわけです。
後編ではADHDに合いそうな機能や、現在ではまだAIでは難しいらしきことを挙げます
思ったよりもボリュームのある内容となったため記事を前後編とします。
後編では、ADHDの特性に合いそうな生成AIの機能を紹介してみたいと思います。ただ一方、意外とAIでできそうでできないこともある、というのも今回勉強になりました。
少しだけお話ししておくと、それは文章作成についての機能です。
現在でもAI作成の小説が売られ始めているぐらいですのでなんだか意外ですが…実務的なものに使っていこうとするといろいろと弊害もあるのだそうです。
その辺りについてはまた次回の記事で。
最後に余談ですが、お気づきかと思いますがこの記事のサムネイルもAI生成です。
「電話の内容を要約するAI」という文言で描いてもらったわけですが…正直さっぱり伝わらないですね(笑)
この辺は発注する側の技量もいるようです。
「電話の内容を要約しているのがAIだと分かるイラスト」とかにしてみるとうまくいくんでしょうかね…
あ、次回はこの文章で発注してイラストがどう変わるのか見てみましょうかね。この比較はなかなか面白そう。
どう変わるのか、その変化についてもご期待頂けると幸いです(笑)
まの☆言葉と発達障害と心の専門家さん