カタツムリ

雨の日の「だるさ・憂鬱」は甘えじゃない。気象病を無理せず乗り切る心の持ち方【公認心理師のボヤキ】

こんにちは、まのです。
今日は地域にもよるでしょうが日本全国広い範囲で雨ですね。

雨、と聞いて皆さんはどう感じるでしょうか?
雨のアンニュイな雰囲気が好き、という方もおられるかもしれませんが…個人的には雨は大の苦手です( ;∀;)

気象病という言葉もあるように、そもそも悪天候のときには体調が悪くなる方って一定数おられます。
僕もまさしくその1人であり…朝パっと起きたとき、音などの情報が無くても「雨か…」あるいは「今日は天気が悪そう」など気配で分かるぐらいには影響を受けます。

なぜ雨の日はしんどいのか?(気象病と自律神経)

気象病の原因といえば、自律神経の乱れというものが挙げられやすいです。
気象病については専門家ではないので深く語れる訳ではないのですが…ただ、自律神経の乱れという説明はなかなか便利に使われすぎている気がすると言いますか。
1口に自律神経の乱れといってもメカニズムが複雑で個人差も大きく、実際にはまだまだよく分かっていないことも多いのだと思うのです。

なぜ人によって吐き気や倦怠感、めまい、頭痛、不安、関節痛と症状がこうも違うのか…なぜ平気な人はピンピンしているのか…説明できるようなできないような、という場面が多いように思います。
僕としてもイチ医療者として説明しようと思えばできますが、その説明が本当に全ての疑問にふさわしい答えになっているかは半信半疑だったりします。

要は、「説明しきれないから自律神経の乱れと言っておこう!」というものが世の中多々あるように思う、というのが「便利に使われすぎている気がする」という意味です。

低血圧タイプには辛い「血管拡張」

個人差、という目線でいくと僕自身の話で言えば、低血圧も影響しているのでしょうか。
僕の場合、普段から上の血圧が100前後です。
一般的に雨=低気圧となると、気圧の影響で血管が拡張し血圧が下がることが予想されます。

  1. 雨が降る(低気圧になる)
  2. 気圧が下がると、身体の圧力が勝って血管が膨張する
  3. 血管が広がると、血圧がさらに下がる
  4. だるい、起きられない(ゾンビ化)

と、このような作用が働いているものと考えられますね。

(ちなみにこのタイプでの不調の場合、コーヒーを飲むと効果があったりします。カフェインに血管を収縮させる作用があるためですね)
ですので、ベースの血圧が低い人はより一層しんどいのではないかと…と、いったように推測の範囲であればいろいろ言えます。
実際はこれに体調やストレスなども絡みそうですし、やはり気象病のメカニズムって複雑なんだろうなと思います。

当相談室カウンセラーまのの「雨の日のリアル」

実際、雨の日の僕がどうなっているかというと……。

1.朝はゾンビ状態

雨の日の憂鬱…僕は朝で言うなら、まず目覚めが猛烈に悪いです。
そもそも朝が苦手なタチではあるのですが、雨となると一味も二味も違い、ベッドにへばりついてなかなか起き上がれません。
満身創痍の中、どうにか目を開けても気が付けば再度夢の中。それでもどうにか刺激を入れようとスマホに手を伸ばしてみるのですが、スマホを持ったまま堕ちてしまうこともしょっちゅう。

それでも仕事があるから…などと自分にムチ打って起きてみますが…頭の中はゾンビ状態。
何をするにも効率悪いし、外に出るのも億劫だし、頭痛もするしでなんだかなあ…という冴えない一日のスタート。

こんな感じですので、雨は僕にとって基本的に恨めしい存在です。

2.散歩という「切り札」が封じられる

天気によらず日常的に寝起きが悪い僕は、調子が出ないときの対策として軽く散歩するという作戦をとることがあります。

出かけるまでは重たいながらも、日光を浴びて10分ほど歩いていると随分調子が出てくる、という作戦ですね。
日光と歩行は、ストレスと戦うエネルギー源を生む効果がたくさんありますので、これは実感的にも科学的にも有効な方法なわけですが…(ここで説明は省きますが、セロトニンやらサーカディアンリズムやら…気になる方は調べられるとこの辺のキーボードがたくさん出てくると思います)。

悲しいかな、雨の日だと散歩も行くことができません。
いや、正確には行く元気も出ないし行けば濡れるし、行っても太陽に逢えないし…という三重苦。
トリプルプレーです…散歩に行ってカフェでモーニング、なんていう手もなかなか使えず。

…と、こんなことばかり書いていると余計気持ちが萎えてしまいそうです(^_^;)
雨が大変なことは分かりきったことでもあるので、ここで少し考え方を変えましょう。

【対策】雨の日は「サボっていい日」と考える

まずはもう、雨の日に無理に頑張らなくてもいいや、と考えることにしてみるのはどうでしょう。
かっこよく言えばマインドセットというやつです。雨という環境を変えられないのなら、せめて自分の受け入れ方を変えてみる試みですね。

僕自身、もともと休むのが苦手な性格ゆえ、雨で何もできないと思うと結構な焦りやストレスを抱えることが多々ありました。
「今日何もしてないやん……」的な。

特に三十代半ばぐらいまではこの考え方でした。ふり返ってみるとけっこう最近のことでした。
でもここ2、3年ですかね…ようやく自分自身の心身について理解が深まったと言いますか。
そして、人間というものの限界も知りました。根性や頑張りでは、どうにもならないこともある、と。

最近では、雨の日に思うように動けないのは仕方のないこと、と捉えるようになりました。
何もしてない日だっていいわけです。一日ゴロゴロしていたって、それはそれで体のメンテナンスとして有益な時間だったということで。

もちろんこの辺りは仕事やご家庭の事情で、自分の都合だけで動けないということも多々あるでしょうが…でもそういった、やらなければならないことも、普段よりハードルを下げてもいいかもしれません。
今日は55点取れたらオッケー、と。それでもし70点でも取れようものなら自分を褒めてあげるのもいいでしょうし。

あるいは、「雨でこんなに疲れるなんて、普段の自分はめちゃめちゃ頑張っているんだな」という発想も素敵かもしれませんね。

  • 「今日は一日ゴロゴロして体のメンテナンスをした!」と言い張る。
  • 仕事や家事の合格ラインを「55点」くらいに下げる。
  • もし70点でも取れたら、「この低気圧の中、自分天才か?」と褒めちぎる。

まとめるとこのような感じでいかがでしょう。
いっそのこと、雨という日を自分を労うタイミングにしてみる。というのも大切な発想の転換のように思えます。

おわりに

今日も最後まで読んで下さりありがとうございました。

雨が好きだという感性をお持ちの方、盛大にディスってしまってすみません(皮肉ではなく、本当に自分には無い感性なので憧れます!)。

もし今、雨のせいで「やる気が出ない」「体が重い」と自分を責めている方がいたら。
それはあなたのせいではなく、気圧のせいです。

今日は55点でいきましょう。温かい飲み物でも飲んで、低空飛行で乗り切りましょうね。

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この記事を書いた人:まの (まのぱぺ相談室代表)

【保有資格】
言語聴覚士 (国家資格) / 公認心理師 (国家資格) / 正規Keep Safeインストラクター修了

【主な経歴・実績 (臨床経験10年以上)】

  • 元・看護専門学校 非常勤講師(リハビリ概論/言語・高次脳機能障害などを担当)
  • 急性期病院での小児~成人リハ (失語症、嚥下、高次脳機能障害)
  • 1歳~18歳までの支援 (発達障害、ことばの遅れ、吃音、緘黙、学習障害など)
  • 重症心身障害児・者リハビリテーション
  • 保育園へ毎月訪問し、保育士さんとの意見交換業務を継続中
  • 学会での発表実績あり (令和8年も発表に向けて準備中!)

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