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ADHDと確定申告の戦い。e-Taxで終えた感想。定額減税は手続きがいるの?など

こんにちは、まのです。
以前、下の記事でADHDなど発達障害(神経発達症)と確定申告の相性の悪さや対処法、オススメツールなどを取り上げました。

サクッと前回のまとめ

ものすごくダイジェスト的に前回の記事をふり返ると下記のような感じになります。
・ADHD特性と確定申告は相性が悪い場合が多い
・無理に自分でやらなくても、まるっと外注という作戦もアリ
・まのは仕訳帳付きの書籍を購入して対処
・この書籍の方法だと、すごく簡便の上に有料ソフトも使わなくて済む。ただ業種によっては難しかったり、ある程度自己責任の面もあるかも。
・レシート管理には様々な方法がある。個人的にはノートに貼る方法が合っていた。
・これらをADHD傾向に起こりやすいメカニズムも絡めながら解説

といった内容でした。もしご興味が湧いた方は、記事本文を読んで頂けると幸いです。

初めてのe-Tax(準備物)

さて、帳簿の管理や日々のデータ入力については↑の記事で取り上げていますので…今回はさっそく令和7年(令和6年分の所得)に行った確定申告について触れていきましょう。

僕自身、終えたのは昨日の夜という終えたてホヤホヤっぷりです。
そのときの様子をふり返り、これから初めて行うぜという方の気持ちのハードルが下がればいいなあと思ったりしています。

まずはe-Taxを行うにあたり準備した方が良い物について。ちなみにその方の諸条件によって変わるところがたくさんあると思うので…あくまで僕の例としてご覧ください。
・スマホ
・マイナンバーカード (要2種類のパスワード)
・税務署から来た整理番号が書かれた書類 (無くてもなんとかなりそう)
・給与所得もあるので勤務先からもらった源泉徴収票
・去年の決算データ

と、こんな感じです。扶養家族の有無や持ち家があるかなどでも変わってきそうですね。
僕の場合は非常勤で勤めているところがあるのですが、そこの源泉徴収票に生命保険料や各社会保険料の控除額が明記されていたので、それらの金額が分かる書類は不要でした。
これが無い場合は、各保険料など支払った金額が分かるものが必要となりそうです。入力に使わないとしても、その辺の証明書は一定期間保管が必要でしょうしね。

また、医療費控除に関してはマイナンバーカードと紐づけされていたようで自動で金額が入力されました。
大変効率が良くありがたいです。

個人的に落とし穴だったのは、マイナンバーカードのパスワードを失念していたこと…
4桁の数字は覚えていたのですが、電子署名用のパスワードというものが分からなくなっており役所で再設定しました。
これ自体も僕の自治体では待ち時間もほとんどなく簡単ではあったのですが。
もしも忙しい中、ようやく時間を見つけて確定申告をしようとしたときにパスワードが分からなくてできなかった…となっては心が折れそうになる気がしましたので。
もしマイナンバーカードを使って確定申告をされる場合は、2つのパスワードを把握しているか再度確認しておくと良さそうです。

初めてのe-Tax(所要時間)

さて実際にe-Taxで確定申告を行うとどれぐらいの時間が必要なのでしょうか。
予定の確保のためにも、何よりADHD傾向のある僕自身としてはモチベーション確保のためにも、見通しというものはつけておきたいものです。

というわけでこれから行う方の参考になればですが、僕はおよそ1時間半ほどで完了しました。
途中、分からないことを調べたり、本当にこれであっているのか…?と不安になったりしながらなので、恐らくちょっと知識があったり慣れていたり、助言してくれる人がいる環境ならこんなにかからないと思います。

実際、要領が分かっていれば入力自体は10~20分ぐらいで終わる量なのかなと思ったり。
想像していたよりは自動入力してくれる箇所も多く、入力内容が怪しいところはエラーメッセージで確認を促されたりもしたため、それなりに安心感をもって進めることができました。

とはいえ堅苦しい言葉や文字量の多さには苦戦しましたので…「思っていたよりは楽だった」と言うのは終わった身だからこそ好き勝手言えるのかもしれません(^_^;)

初めてのe-Tax(知っておくといいと思ったこと)

今回初めて確定申告を行い、僕が知っていて良かった、または先に知っておきたかったということが2つあるので書いておきます。
それは
・確定申告は期間内なら何度やり直してもOK
・e-Taxの場合、最終保存を忘れないこと!

この2点です。
まず1点目。これは一応事前に知っていました。知っているのと知らないのでは、申告するときのプレッシャーが違うかなと思い、挙げてみます。

確定申告した内容が間違えていたらどうしよう…不備があったらどうしよう…と思ってなかなか始められないと不安な方は気が楽になるかなと。
書いたそのままではあるんですが、確定申告は何度修正してもOKなんです。
一度申告した後に、新たなに申告した場合は後に申告した情報に勝手に上書きされます。

なので、特にe-Taxの場合は税務署に行くわけでもないので「とりあえずやってみよう」のメンタリティで問題ないわけですね。
考えるよりやってみた方が掴めたり、理解できたりが早いというケースは多々あると思いますので…もし迷われている方は、ひとまず始めて分からないところがあったら1つずつ対処していく、という作戦もアリかもしれません。

2点目、これは今回初めて知ったことです。
スマホで操作をしてまあまあの量の入力などを行うので…途中で電話が入ったりスマホに不具合が生じたら作業中のデータはどうなるんだろう?とか、気にはなっていました。

結論から言うと、途中で定期的に保存ができるので大幅なロスになることは少ないかと思います。
ただ、1つ僕がハマりかけた落とし穴が。

保存できるデータはPDFファイルのものと、拡張子がdataになっているものとがあり…dataとなっている方を保存していないと、途中から続きを入力したり来年度の申請のときに再利用したりといったことができません。

僕は一旦入力した後に、不安な点があったので途中から見直そうと思ったのですが…そのときにdataファイルが無く、危うく最初から入力し直さないといけないのかと思ってけっこう焦りました。
幸い、よくよくスマホの中を探したらdataファイルも保存されていたんですが…この辺を理解していないと、途中で「保存する」的な入力をする場面はあるんですがどっちのファイルが保存されているのかよく分からなかったりしました。

また、最終データを保存する画面も一番最後の最後に出てきますのでここを見落とさないことも大切かと思います。
僕はぶっ通しで作業したこともあり、「やっと終わった」と思ってこの辺の作業をけっこう適当にやっていました。我ながらADHDっぽい。

その後不安になって、見返したらどうやら大丈夫だった、という感じですが二度手間にもなってしまうので…最後の詰めのところこそ慎重にした方がいいということをここでお伝えしておきます。

定額減税って手続きはいるの?

最後に、僕の中で予想外だったことがありましたのでこれも挙げておきます。
僕は税理士さんのyoutubeチャンネルで税や手続きに関する情報を調べることがあるんですが…いつも見ているチャンネルの税理士さんが「定額減税の入力は必ずすること」という話をされていました。

たとえば職場で定額減税がされていると、確定申告のときまで定額減税を入力すると一見二重になってしまいそうなものですが…
あくまで確定申告が最終情報なので、このときに30000円入力する必要があるというお話しでした。

で、それを踏まえてけっこう確定申告の手続きの際に気を付けていたんですが…結果、自動入力されていました。
この辺はもろもろの条件にもよって変わるんでしょうかね?
僕が何か解釈を間違えているのかもしれません。はっきりしたことが言えなくて恐縮ではあるんですが、今のところ定額減税は特に手続きや入力に気を付けなくても問題無さそうかな。というのが今回やってみて感じたことでした。

終わりに

いやー、自分は無事終わってホッとしています。正直、税務調査でも入らない限りは本当に自分のやり方が正しいのか確かめる術は無かったりするんですが…

とはいえ自分なりに税理士さんの本で調べたり商工会議所で相談したりはしているので、大層な間違いは犯していないはず。
もしこれを見ているフリーランスさんなど、これから確定申告せねば…と思われている方がいましたら。ご多忙のところと思いますが、早く終えて安心できることを祈っております。

個人的には、確かに大変な作業ではあるんですが去年一年、がんばった結果をふり返る機会にもなっている気がしてちょっと楽しくもあったり。
勤めのときはなんとなく振り込まれるお給料を受け取っていましたが、それとはお金に対する見方やありがたみもまた変わった気がしています。

何はともあれ、案ずるより生むがやすしという言葉もあります。誰にとっても腰の重たい話題かもしれませんが、この記事がきっかけで「しょうがない、やってみるか」と動くきっかけになれば幸いです。

まの☆言葉と発達障害と心の専門家さん

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