第27回日本言語聴覚士学会プログラム集

言語聴覚士学会で発表!大人の発達障害支援から考える「小児期」に必要な関わり

こんにちは、まのです。

以前の記事でお話ししていた、地元広島で開催された第27回日本言語聴覚士学会でのポスター発表。なんとか無事に終わりました!
今回はそのご報告と、学会で感じたことなんかを書いていきたいと思います。

大雨のちスウェーデン戦。布製ポスターに救われた朝

…が、実は当日の朝から本当に大変でして( ;∀;)
広島は土砂降りの大雨。
なんと乗っていた路面電車が途中で止まってしまい、中途半端なところで降ろされるというまさかの事態に…。
結局そこからタクシーを拾って会場に向かうことになりました。

そしてこの日はワールドカップのグループリーグ最終戦、日本対スウェーデン戦の日でもありました。
8時の開場と同時にサッとポスターを貼って、そこから知人のところまでダッシュ!
開会式まで一旦学会を抜けてサッカーを見る、という強行突破で両どりを狙いました(笑)

とはいえ、学会の開会式やプログラムがあるため途中までしか見れなかったんですけどね…。
でも少し見れただけでも嬉しい限り。

結果的にスウェーデン戦は引き分けで決勝トーナメントには進めたものの、その後ブラジルに負けてしまってその日はめちゃくちゃ凹んだんですけどね…。

ちなみに今回、初めてポスターを布製で発注しました。
カバンの中に折りたたんで持っていけるので、大雨の中でも濡れたり折れたりする心配がなくて、結果的に大助かりでした。
貼ってしまえば見た目は普通のポスターと変わらないので、これから発表される方にはけっこうおすすめかもしれません。

予想外の盛況。ポスター発表での反響と質問

さてさて、肝心の発表の反響についてです。
正直なところ「ポスター発表なんてほとんど人が来ないだろう」と思っていました。というのも、裏でけっこう大きな講演がいくつも同時進行していたからです。

学会に馴染みの無い方も多いと思うので補足しますと、ポスターというのは学会開催中はずっと掲示されています。
演者による発表はその時間しか見れないものの、ポスター自体はいつでも閲覧できる以上、他のリアルタイムで行われる講演が優先されがちなんですよね。

ところが、いざフタを開けてみると20〜30人くらいの方がポスターの前に集まってくださって…!こんなに人がいるのかと、本当にびっくりしました。
僕はそのブロックのトップバッターだったんですが、座長の先生がすごく気さくに話しかけてくださったおかげで、変に緊張しすぎず、程よくリラックスして発表できたかと思います。

質疑応答では、こんなご質問をいただきました。

「神経発達症の大人の当事者の方から、小児期のSTにこういう関わりをしてほしかった、というような意見が出ることはありますか?」

これについてですが、実際のカウンセリングの中で「小児期のSTにこうしてほしかった」という直接的なお話が出ることはほとんどありません。
現状、どちらかというと「親御さんや周囲の大人にもっと受容的な関わりをしてほしかった」という、親子関係や愛着の基本に関わるお話に行きがちです。

ただ、ご本人の意思を尊重したり、新しいことにチャレンジできるような空気作りを大人がしていくことはエビデンスとしてもすごく大事なことなので、そういった「土台作り」の大切さについてお答えさせていただきました。

地元・広島での「ホームゲーム」を満喫

そして、今回の学会のもう一つの楽しみだった地元でのホームゲーム。

以前、愛知県の病院に勤めていたときの上司が来てくださって一緒にお酒を飲んだり、県外の同期が病院の後輩をいっぱい連れてきてくれて席を共にしたりと、単純にすごく楽しい時間でした。 それぞれの今の職場のことや、STの新しい知識の情報交換もできて、めちゃくちゃ刺激になりましたね。

「知っている」と「知らない」では大違い。学びのアップデート

最後に、今回の学会全体を終えての感想ですが… やっぱり、いろんな最新の知見をもらって「勉強し続けること」の大切さを改めて感じました。

たくさんの印象的な講演があったんですが、中には今までのSTの常識というか、定説みたいなものがひっくり返されるようなものもあって。
「知っているのと知らないのでは大違いだな」と痛感しました。

嚥下、高次脳機能障害、吃音、発達障害、5歳児健診など色々なテーマの講演を聴講したのですが、特に「発達性読み書き障害(ディスレクシア)」に関する講演は、最新と呼ぶにふさわしい知見や即戦力で使える知識がたくさんあって。

これまでのアプローチから少し改めた方がいいなと思うことや、保育士さんたちにも伝えた方がいいなと思えることがたくさんありました。

この読み書き障害のお話については、すごく印象に残っているので、次回の記事で単独でしっかり書きたいと思います!

まとめ

フリーランスになって病院とは違った立場で仕事をしていますが、こうして学会で集めた知見を自分のカウンセリングに取り入れたり、他のセラピストの方と共有していくことで、言語聴覚士や公認心理師、医療界全体の進歩に少しでも関わっていけたらいいなと思えた学会でした。

次回は「読み書き障害」について更新しますので、また読みにきてもらえると嬉しいです(*‘∀‘)

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この記事を書いた人:まの (まのぱぺ相談室代表)

【保有資格】
言語聴覚士 (国家資格) / 公認心理師 (国家資格) / 正規Keep Safeインストラクター修了

【主な経歴・実績 (臨床経験10年以上)】

  • 元・看護専門学校 非常勤講師(リハビリ概論/言語・高次脳機能障害などを担当)
  • 急性期病院での小児~成人リハ (失語症、嚥下、高次脳機能障害)
  • 1歳~18歳までの支援 (発達障害、ことばの遅れ、吃音、緘黙、学習障害など)
  • 重症心身障害児・者リハビリテーション
  • 保育園へ毎月訪問し、保育士さんとの意見交換業務を継続中
  • 学会での発表実績あり (令和8年も発表に向けて準備中!)

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