こんにちは、まのぱぺ相談室のまのです。
今回は「オンラインカウンセリングと対面カウンセリングの使い分け」というテーマでお話ししようと思います。
まず大前提として、もしオンラインと対面が自由に選べる環境におられるのであれば、僕は対面カウンセリングをおすすめしています。
これは実際に、まのぱぺ相談室の電話相談でお話しした際にも状況やお話の流れによりますが、必要に応じて正直にお伝えしていることです。
オンラインの相談室をやっているのに変に聞こえるかもしれませんが、同じ条件で選べるなら本来のカウンセリングとしての治療的な意義は対面の方が大きい、と正直なところ僕はそう思っています。
より正確に言うなら、対面の方が治療効果が大きくなる可能性が高い、と言う表現があっているでしょうか。
ただ実際にはカウンセラーとの相性などの要素も大きいです。
相性や専門性の合わない対面カウンセラー < 相性や専門性の合うオンラインカウンセラー
という構図になることもありえると思いますし、この辺りはあくまで僕が考える確率の話ではあります(^_^;)
なぜ、対面の方がメリットが大きいのか?
大きく分けて、理由は3つあると考えています。
言葉以外の空気感が伝わる
顔と顔を合わせることで伝わる情報の多さは、やはり圧倒的です。
言葉だけでなく、微妙な表情、立ち位置、姿勢、そしてお互いの空気感。
こういった、人と人との関わりの中で得る情報は、対面の方がずっと大きいです。
リアルな人間関係を再現しやすい
カウンセリングでお聞きするお悩みの多くは、人間関係での負担や葛藤が背景にあります。
それを「人と人との関わりの中で再現していく」ところにカウンセリングの一つの意義があるわけですが、対面の方が本来の日常的な人との関わりに近いので、その方のストーリーを扱う上でもより色の濃い時間となる可能性が高いと考えています。
日常から離れた枠組みが作れる
心理療法では枠組みがとても大事とされます。
決まった頻度、決まった場所で、自分の生活の場とは違う空間にわざわざ赴く。
だからこそ、違う視点で自分自身を振り返ったり、思うがままに話ができたりします。
枠という決まりがあるからこそ、相談者さんは安心してカウンセリング場面に集中したり、また日常に戻ったりという切り替えもしやすくなります。
オンラインだと良くも悪くも自分の生活スペースの中で受けることが多くなります。
オンラインでも枠を作れなくはないのですが、対面に比べるとどうしてもブレやすくなる側面はあります。
じゃあ、オンラインカウンセリングに意義はないの?
というと、それはやっぱり全然違います。それぞれの相談者さんのご事情から、オンラインの方がメリットが大きいということは十分にあり得ます。
対面への「想像以上の壁」を越える第一歩に
たとえば対面に出向くことにものすごく強い不安があって、どうしても足が伸びなかった方が、「オンラインという場だからこそ初めてカウンセリングに触れることができた」というケースは実際にたくさんあります。
あるいは、カウンセリングというそのものに対して大きなハードルを感じていた方が、オンラインなら…と少し気持ちを楽にして初めて利用できたというケースもあります。
対面へ行く前の橋渡しや、ワンクッションとしてハードルを下げる。これってすごく大きな意義だと実感しています。
体調面や、移動・人目のハードルがない
外出や電車移動がしんどい方、人混みが辛い方。
あるいは、「カウンセリングに行くところを人に見られたら困る」という事情がある方にも、オンラインは使いやすい一手となりえます。
日本全国から「この人!」を選べる強み
対面の場合、せっかく通っていたのに残念ながら相性が悪かったり、相談室自体が閉まるなどして行けなくなることもあり得ます。相談者さん側が転居せざるを得なかったりと、こうした事情でカウンセリングを中断される方は案外と少なくないものです。
オンラインなら、カウンセラーの専門性やホームページの空気感などを見て「この人に相談したい」と思った時に、日本全国どこからでも選ぶことができます。
広い選択肢の中から自分に合う人を探せるのは、オンラインならではの良さではないかなと思います。
費用を抑えやすい(お財布に優しい)
これはまのぱぺ相談室の場合ですが、実店舗の維持費(土地代や設備費など)が最小で済む分、費用を利用者さんに還元して価格設定を抑えられるようにしています。
お金無くして生活はできないわけで…経済的な負担を少なく続けやすいのは、生活とバランスをとる上で非常に重要なことでもありますね。
タイムリーな「作戦会議」にも向いている
まのぱぺ相談室では、治療的なカウンセリングだけでなく「今の困りごとに対する単発の作戦会議」のようなご相談もお受けしています。
特に発達障害関係のお仕事の悩みなどが多いのですが、そういった時に「今日相談したい!」とパッと予約を取って、静かな場所と電話一つで移動時間ゼロで話せるのもオンラインならではの大きなメリットだと感じています。
僕が一番大事にしていること
改めてまとめますと、僕個人の考えでは原則として治療的カウンセリングとしての意義は対面の方が大きいと思います。
ただ、僕は常に相談者の方にとって一番いい方法は何かを考えています。
だからこそ必要だと思えば対面をご提案することもありますし、その一方で、相談者の方のご意向や希望が重要です。
「オンラインであくまで続けたい」ということであれば、対面に負けない内容を提供できるよう、しっかり責任を持って伴走します。
「カウンセリングに行くほどか迷っている…」という方も、まずはワンクッションとして、ぜひオンラインからでも頼ってみてくださいね(*‘∀‘)
この記事を書いた人:まの | 村上景将 (まのぱぺ相談室代表)
【保有資格】
言語聴覚士 (国家資格) / 公認心理師 (国家資格) / 正規Keep Safeインストラクター修了
【主な経歴・実績 (臨床経験10年以上)】
- オンラインカウンセリング実績300件以上
- 元・看護専門学校 非常勤講師(リハビリ概論/言語・高次脳機能障害などを担当)
- 急性期病院での小児~成人リハ (失語症、嚥下、高次脳機能障害)
- 1歳~18歳までの支援 (発達障害、ことばの遅れ、吃音、緘黙、学習障害など)
- 重症心身障害児・者リハビリテーション
- 保育園へ毎月訪問し、保育士さんとの意見交換業務を継続中
- 学会での発表実績あり (令和8年も無事発表できました!)
【リアルタイムでの活動・告知】

