眠るまの

【体験談】気象病や謎の不調に。公認心理師が鍼灸治療に通った結果

こんにちは、まのぱぺ相談室のまのです。

今回は鍼(ハリ)治療のお話です。
急になんで鍼!? と思った方もおられるかもしれません。

一般的に鍼治療というと、肩や腰の痛みであったり最近は美容鍼なんていう顔にたくさんの鍼を刺しているような様子が思い浮かんだり…いずれにしても、当相談室のようなメンタルケアとは一見縁遠いもののような気もします。

正直、僕自身も鍼治療という発想と出会ったのはごく最近のことで…その辺りの経緯は後に書きますが、ともかく思ったこととして。

自律神経の調節や、薬の対象となる前のような不調に対してアプローチができる鍼灸治療は、メンタルケアの一環としても有効性があるかもしれない。

ということが挙げられます。

そんなわけで、僕がここ数ヶ月通っている鍼灸治療について、一個人の体験談と、心の専門家としての視点を交えてお話ししたいと思います。

気象病で「立っていられない」からのスタート

僕は、長年雨が降る時期がすごく苦手でして。
元々血圧の上が100くらいしかないこともあってか、梅雨時や台風、低気圧が来るとかなり影響を受けてしまいます。

地味にしんどい時もあれば、本当に体に力が入らなくて仕事中に立っていることすら難しくなり、休憩を挟ませてもらうほどの脱力感に襲われることもありました。

サプリなど色々試しても良くならず悩んでいた時、ふと読んだオードリー若林さんのエッセイに鍼治療の話が出てきて、「なるほど、その手があったか!」と足を運んでみることにしました。

ええ、きっかけはそんな感じの軽い思いつきからでした(笑)

「本当に効くの?」西洋医学が主戦場だからこその不安

行く前は、「本当に効果があるのかな?」という疑いの方が少しありました。

というのも、僕らのような医療・福祉従事者は西洋医学が主戦場です。
病院で一緒に働いている理学療法士さんなどから、鍼やツボ押しなどの東洋医学に対して否定的な意見を耳にすることもあったので、少し半信半疑なところがあったんですよね。

実際に打たれてみた感想ですが、まず痛みについてはそんなに気になりません。

ツボ?に入ったときなのか、ズーンと深く響く独特の感覚があったり、体が緊張して硬くなっているところは先生が「今日硬いですね」と当ててくれたりして、なんだか面白いぐらいです。

頭の後ろ、延髄のあたりを打つ時は「おっ」と少しドキッとしましたが(もちろん安全な場所です笑)、先生が痛みに配慮してくださるので、全体としてはすごくリラックスして受けられています。

5ヶ月通ってみて感じた、アベレージの底上げ

現在、通い始めて5ヶ月ほどになります。
経過としては劇的に天候の影響をゼロにできたわけではありません。

でも一番ひどかった、立っていられないほどの脱力感は起きなくなりました。

体調のベースライン(アベレージ)が底上げされて、「そこまで悪くない」という状態で耐えられていることが多いな、と実感しています。

心療内科に行くほどじゃない「微妙な不調」とメンタルケア

こうした実体験から、僕個人として「鍼治療はメンタルケアの選択肢にも入るな」と感じています。

  • 明らかな病気とは言えないけれど、なんとも言えない疲労感や倦怠感がある
  • なんとなくお腹が弱い
  • 心療内科の薬には少し抵抗がある

こうした「微妙な不調」は、どうしてもメンタルの低下に直結しがちです。
心が落ちるから体調が悪くなるし、体調が悪いから心も落ちる。そんな悪循環を断ち切るために、身体からアプローチする東洋医学はとても有効だと思います。

気持ちが落ちているときって、微妙な不調が普段以上に気になったりしますしね。

また、施術中の約30分間はスマホや外部の情報から強制的に離れ、ベッドでだらーんと横になりながら先生とゆったり話をするだけ。

この、日常の情報の波から離れる時間自体が、現代社会においてすごく良い副次的なリラックス効果を生んでいる気がします。

即効性の魔法ではなく、緩やかに継続して効いてくるものなので、ある程度長期的な視点は必要だと思います。
(僕が通っているところは自費で1回3,500円。最初は週1回から始め、今は2週間に1回、そろそろ月1回のメンテナンスに移行する予定です)

このあたりは薬などの治療法とはまた違ったメリット、デメリットがありますが…原因不明のなんとも言えない不調を抱えている方は、選択肢の一つとして鍼治療を考えてみるのも良いかもしれませんね。

心療内科という手段を正しく知ろう

また、内科的な原因が分からない体調不良のスペシャリストとして、心療内科という手があります。

最近の風潮として、『心療内科=カジュアルめの精神科』という認識も広まりつつあるかもしれませんが…ここはちょっと語弊があったりします。

本来的な意味では、心療内科はあくまで内科です。
心身症と呼ばれる、精神的な負担が体に表れている状態のものを扱う専門医の方々が心療内科です。

この辺りについては、過去に書いた↓の記事が参考になるかと思います。
もし現在、こうした原因不明の身体症状に悩まされているという方は、鍼灸治療という手もありますし心療内科に相談してみるのも大切かもしれません。
それぞれの方の状態やご希望に合わせ、良い方向へ向かえる手段に出会えることを僕としても願っております🌞

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この記事を書いた人:まの | 村上景将 (まのぱぺ相談室代表)

【保有資格】
言語聴覚士 (国家資格) / 公認心理師 (国家資格) / 正規Keep Safeインストラクター修了

【主な経歴・実績 (臨床経験10年以上)】

  • オンラインカウンセリング実績300件以上
  • 元・看護専門学校 非常勤講師(リハビリ概論/言語・高次脳機能障害などを担当)
  • 急性期病院での小児~成人リハ (失語症、嚥下、高次脳機能障害)
  • 1歳~18歳までの支援 (発達障害、ことばの遅れ、吃音、緘黙、学習障害など)
  • 重症心身障害児・者リハビリテーション
  • 保育園へ毎月訪問し、保育士さんとの意見交換業務を継続中
  • 学会での発表実績あり (令和8年も無事発表できました!)

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