こんにちは、まのです。
今日は少しだけ「仕事」にまつわるお話をさせてもらおうと思います。
仕事と言っても様々な視点がありますが、ここで言う仕事とは「職場でのメンタルヘルス」についてのお話です。
当まのぱぺ相談室でお受けしているご相談でも、仕事上のストレス・人間関係がらみのお話は本当に多く、現代を生きる上で誰もが感じる課題ではないかと思うのです。
というわけで、と言うと強引なつなげ方かもしれませんが先日、僕は「ストレスチェック実施者研修」というものを受講し、無事に修了してきました!
ストレスチェック。
お勤めの方なら、職場で一度は受けたことがあるかもしれません。
実を言うと僕自身、病院勤務時代に何度も受けてきましたが……。
「これ、イマイチ何のためにやってるのか分からん」とずっと思っていました(笑)。
定型の質問に淡々と答えて、結果が返ってきてそれで終わり。
ストレスが高いと言われても「知ってるがな( ;∀;)」と思うだけでそれ以上、何かに結びつく感覚は無かったというのが正直なところ。
恐らくは法律で決まっているから行われるただの義務的な行事。
過去の僕にとってはそんなイメージでした。
なぜ今になって、研修を受けたのか?
そんな僕がなぜ今、わざわざこれを学び直そうと思ったのか。
これは冒頭でも少し触れましたが、独立してご相談をお受けするようになり、本当に多くの「仕事がらみのお悩み」を伺うようになったからです。
「もっと手前で、心が完全に折れてしまう前に防ぐことはできなかったんだろうか…」
日々そうしたもどかしさを感じる中で、ふと「あのよく分からなかったストレスチェックって、実は有効活用できるんじゃないか?」と思い至りました。
今関わらせていただいている保育園や障害デイなどの法人さんの中に入って、現場のフォローアップをもっと広く進めていきたい。そんな思いからの受講でした。
というのも、ストレスチェックの利点は「水面下の異変の早期発見」というところにもあるのではないかと思います。
僕は現在、公認心理師・言語聴覚士としてまのぱぺ相談室の個別カウンセリングや法人のメンタルケア窓口として対応させて頂いていますが、原則は当事者の方が自主的に希望されなければ関わることができません。
一方で、メンタルケアのサポートがあることでもっと力を発揮しやすくなる方、苦しい状況から自分を楽にしてあげられる可能性がある方の大半は、なかなかカウンセリングという手段にたどり着きにくいものです。
僕としてはもっと気楽に利用して頂いて良いと思いつつ、日本ではまだまだ「自分の頑張りが足りないだけ」とか「心の不調なんて自分には関係ない」とか「誰かに聞いてほしいなんて甘えだ」とか、そういう価値観も根強いのでしょう。
ですが現実的に、「もっと早くヘルプを出してくれていたらここまでしんどい思いをされずにすんだのでは…」というケースにあまりに多く直面しています。
後述しますがストレスチェックは正しく理解して使うことで、こうした「本当はメンタルサポートが有効な方」が、早期にそのサポートと結びつくチャンスを得られる可能性があります。
ハッとした、「不調者のあぶり出し」ではないという事実
そして研修を受けてみて……いやはや、ハッとすることが数多くありました。
一番の驚きは、僕自身が「そもそもストレスチェックの意義をまったく分かっていなかった」ということです(;・∀・)
てっきり「うつ病の人やメンタル不調者を洗い出す(見つけ出す)ためのもの」だと思っていました。
でも、違いました。
本当の目的は、働く人自身が「あ、自分今ちょっと無理してるな」と気づくこと。
気づいて、自分を守るケアを身につけるきっかけにすること。
そして、事業所側が「うちの職場、ここを改善したほうがいいな」と気づいたり、分析して改善点を探るためのもの、というのが本来の目的だったんです。
この本来の意義をしっかり理解して行えば、ただの義務的な作業ではなく、もっと有意義なツールに化ける可能性を十分に秘めているんだと痛感しました。
個人のフリーランスだからこそ、できること
当まのぱぺ相談室では、個人の方、そして法人(職場)の方、双方のメンタルケアに関わらせていただいています。
今回の知識は、職場で疲弊している個人の悩みを早く見つけて解決する糸口になりえます。
そして同時に、スタッフを思いやるあまりご自身がパンクしそうになっている園長先生や経営者、中間管理職の方々の負担を減らすことにも繋がるはずです。
世の中には、大手企業さんが提供する「自動化・効率化」を極めたストレスチェックのシステムがたくさんあります。
それはそれで素晴らしいのですが……せっかく僕のような個人のフリーランスが「実施者」として関わるのであれば、もっと血の通った、「意味のあるもの」にできたらとも思います。
やる前に「なんのためにやるのか」を職員さんに正しく伝えること。やった結果を放置せず、本来の目的に沿ってその後のフォローをすること。
各事業所さんのリアルな事情やニーズに柔軟に合わせて動けるのは、個人だからこそのメリットです。
この「ただの作業」を職場を良くするツールに変えられるかは、実施者の腕にかかっているところも多い…と身の引き締まる思いです(もちろん、実施者個人の裁量というよりはその事業所さんと連携してニーズに沿った提供ができることが重要と思いつつ)。
今、職場でしんどい思いをしている方も、組織の運営で悩んでいる方も。
あらゆる手段には一長一短があります。
ですがどうか一人で抱え込まず、人や外からのアイデア、ツールを上手に使いこなして、ご自身を守ってあげられる選択をとって頂けたらなと改めて思う機会ともなりました。
↓無事修了、ということで貼っておいて締めといたします。

この記事を書いた人:まの (まのぱぺ相談室代表)
【保有資格】
言語聴覚士 (国家資格) / 公認心理師 (国家資格) / 正規Keep Safeインストラクター修了
【主な経歴・実績 (臨床経験10年以上)】
- 元・看護専門学校 非常勤講師(リハビリ概論/言語・高次脳機能障害などを担当)
- 急性期病院での小児~成人リハ (失語症、嚥下、高次脳機能障害)
- 1歳~18歳までの支援 (発達障害、ことばの遅れ、吃音、緘黙、学習障害など)
- 重症心身障害児・者リハビリテーション
- 保育園へ毎月訪問し、保育士さんとの意見交換業務を継続中
- 学会での発表実績あり (令和8年も発表に向けて準備中!)
【リアルタイムでの活動・告知】
※ライブ配信のスケジュールやはTiktokのストーリーでお知らせしています。

