まのぱぺ相談室

看護師さんを探す

心理師の社会資源活用の研修を受講して

こんにちは、まのです。
今回は先日受講した研修について、自分自身が学んだことの整理も兼ねて書かせて頂きます。
例によって有料研修ですのであまり詳細に書くことは控えまして…雑感というところになりますがお付き合いいただけると幸いです☆

カウンセラーが社会資源の活用を勉強する意義

さて、社会資源という言葉でこれを読まれている方はどのようなイメージが浮かぶでしょうか。
社会資源という言葉だけではとても広く…考えてみれば世の中は社会資源で溢れています。
介護、就労、保育、教育、余暇…
民間企業か個人か公的機関かボランティアか…

などと考えていると例で挙げきるのも大変なほどものすごく多様な、困ったときに頼れる社会資源というものが存在しているはずなのですが。

一方、それらを必要な方のところへうまく届けることができているかというと…そこには大きな課題がありそうです。
たくさんあるはずなのに、いざ困っている方を前にどういった相談先が有効なのかが分からない…というなんとももどかしい状況が珍しくありません。
もちろんこのあたりには専門家の方々おられ、ソーシャルワーカーや相談員と呼ばれる方々の腕の見せ所となる領域だと思います。

僕が本業としてきたリハビリやカウンセリングという領域は、連携ももちろん大切ですが1対1の目の前の方といかに向き合うところが主戦場ですので、そういう意味で社会資源の活用、というのは苦手意識のある分野でもあるわけです。

今回、社会資源の活用というテーマで研修を受講しましたが、当然ながらこれで僕がソーシャルワーカーや社会福祉士さんばりに社会資源を活用できるぞ、というものではありません。
そんな甘い話でも無いですからね…スペシャリストの方々を舐めたらアカン、という意味で。

大切なのは、スペシャリストの方々に及ばずとも、社会資源の活用が必要なケースが表れたときにスペシャリストの方々とうまく連携がとれる状態にあること
相談者の方にニーズがあるときに、それならばこういった手が使えるかもしれない…と引き出しが頭に浮かぶこと。

このステップを踏むにあたり、今回の研修はとても勉強させて頂くことが多くありました。
どんな良い社会資源も、知らないと活用や相談はできませんからね…!

特に就労支援について理解を深める機会となった

今回特に多かったのは就労に関する相談のお話しと感じました。実際、誰にでも起こりえる悩みですからね…就労をして自分の生活を確立しながら働き続ける、というのは当たり前のように言われがちですが実はなかなかに難しいことだったりもします。

もちろんこれまでの経験の中でも、就労支援サービスを使って連携をとっていった例など経験はあるのですが…
こうして自分たちが所属している場所以外でのケースを知るというは大切だと改めて感じました。
盲点というか、経験があるからこそ新しい視点に目が向きにくくなってしまうこともありますので…新しい制度やサービスについて知識をブラッシュアップし続けることの大切ですね。

仕事に困っている、とひとくくりに言っても内情は実に様々なケースがあります。

障害を抱えながらの就労や、家族からの過干渉を避けながら独立を目指すケース、引きこもり状態で本人に困り感の無いケース、働きたい意欲が強い一方で復職と休職を繰り返すケースなど…

どの場面なら社労士さんが頼りになり、地域若者サポートステーションはこういう場面でも活躍してもらうことができ…ジョブコーチや就労定着支援に就いてもらうにはこういう入り口があり…と具体的に整理できる機会となりました。
名前は知っていても、具体的な動きやイメージが分かると相談のしやすさも変わってくるというもの。
それを相談者の方に合った言葉で伝えられる、というのもカウンセラーの役目だとも思います。

1対1が主戦場である、僕らのような役割の者が関わるだけでは限界がある場合というのはどうしても起こりえます。
そうした中で、適切な社会資源を提案できたり相談できるというのも、カウンセラーとして必要なスキルだと思いますので…

こうした領域の勉強も継続的に行っていきたいと思えた研修会でした。

まの☆言葉と発達障害と心の専門家さん

上部へスクロール