まのぱぺ相談室

不登校支援。発達障害だけに関わらず起きうる悩みと対策

こんにちは、まのです。
今回はnoteの過去記事を修正・追記してお送りします。

ときどきこうしてnoteの過去記事を移転しているわけですが…これは研修を受けた後の振り返り記事ですね。
2025年を迎えるにあたり、年内にこちらに載せさせて頂こうかなと思いまして。棚卸しのような気分で掲載させて頂きます。

というわけで、以下note過去記事を修正・追記したものです。
正直、大幅には内容は変わっていませんのでもし過去記事を読んだことがある方は読まなくてもいいかと思います(^_^;)
もちろん振り返りも兼ねて再度読んで頂けるなら、それも嬉しいですけどね!

不登校支援の研修を受講した経緯

半年ほど前に受けた研修ですが、備忘録も兼ねて学んだことを書き出しておきます。今回も有料研修のため、詳細は伏せますが自分なりに雑感を書いておきます。

当まのぱぺ相談室は発達障害関連のオンライン相談を一番のメインとして掲げているわけですが、実際には実に多様なご相談を頂いています。
発達障害がメインテーマかと思いきや、実は家庭環境の影響が大きいご相談であったり発達障害の当事者の方が二次的に何かしらの困難を抱えることとなったり…。

挙げていけば際限がないほどです。
ですので、僕としてももちろんベースとして発達障害の専門知識は必要ですが、それに付随して起こる様々な事象を学ぶ必要があると思っています。

そして今回のテーマである、不登校という話題も大いに関係しうるものです。
発達障害の有無に関わらず、不登校という事態は決して珍しくなくなっています。そしてそれに対する考え方も過渡期にあり、『不登校自体を否定する必要はない』『いいや学校には行くべきだ』と多様な見方があります。

それについて、僕自身の考えもあるにはあるのですが…ただ、自分の視点で決めつけてしまうのは危険でもあるという思いがありました。
人間、自分の成功体験や価値観だけで正解を決めてしまうことってありますからね。
そこでフラットに、最前線で不登校支援をされている方のお話しをお聞きしたい…と思ったのが本研修を受講するまでに考えていたことです。

研修「心理師による不登校支援」を受講して

結果から言うと、本当に受講してよかった…と思えた研修でした。

まず印象に残ったのは、不登校児の支援はそれ専用の画期的な方法があるわけではなく、心理職としての総合的な力が問われるというお話。
僕は不登校児の支援に直接関わった経験は無いわけですが、確かにお話を聞けば聞くほど柔軟な視点が必要な局面ということが分かりました。

というのも、不登校児の支援と一言で言っても状況は本当に多種多様。不登校になった原因も様々であれば、児の復学への意欲やご家族の考え、学校や関係者との連携など広い視野が必要だと感じました。

すごく当たり前のことかもしれませんが、正解は1つではないわけです。
その子と環境に合わせたものをフラットな目で見る。マニュアルや常識だけでは考えてはいけない部分ですね。
だからこそ支援者側の総合力が試されるし、専門性の高さを発揮できる場でもあると思います。

2点目に印象的だったのは、児に対して登校を促すタイミングや方法も、支援者側は明確な意図と根拠をもって行う必要があるということ。
そのためには児の状態を多角的に評価する必要があり、今回学べてよかったと深く思う話でした。

「学校なんて行かなくていいんじゃない?」とアドバイスするというのは昨今ありがちだったりします。
学校がすべてという考え方から抜けつつあるのは良いことなんでしょうが、単に葛藤から遠ざけ非生産的な判断になっていないか
専門職としては冷静な判断が求められるのだと感じました。

僕はスクールカウンセラーさんのように直接学生さんの支援に関わる機会はほとんど無いわけですが…
立場上、間接的に相談を受ける機会は多々あります。
月並みではありますが、今回学んだことが活かせるよう勉強を続けていきたいと思えた研修でもありました。

改めてふり返って

以上、noteからの記事でした。
有料研修ですので、あまり詳細に内容を書くわけにはいかずあっさり目かもしれませんがご勘弁ください。

しかし今改めてふり返って…不登校支援に限らずですがその人にとって何が正解なのか…勉強すればするほど本当に奥が深いです。当時考えていたことと、今とだと見え方や感じ方も違うことも多々あります。

専門家がそんなんじゃ困る、という意見もあるかもしれません。
ですが、これは恐らく1つの答えにまとまる日は一生来ないのだと思います。だから哲学者という方たちがいて、終わらない問答を繰り返し様々な答えがあり、1世紀以上前の考えが今も愛されていたりするのだと思います。

社会情勢が変われば価値観や正解も変わりますし、そもそも相談者さんにとっての正解というものも1人1人違って当然です。
だからこそ支援者として、アメーバのように柔軟でいられることが大切なのではないかと。そのうえで根拠をもっていられるよう、勉強し続けることが日々できることだと思っています。

まの☆言葉と発達障害と心の専門家さん

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