まのぱぺ相談室

WISCと田中ビネー、2つの知能検査はどう違うの?など4本、ショート動画ご紹介(2月中旬まで)

こんにちは、まのです。

月1回、僕が運営しているまのぱぺチャンネルの動画紹介をさせて頂いています。
先月の動画紹介記事をふり返ると…TikTokがもうすぐフォロワー200人と書いてありました。

およそ1か月経った今の時点で…フォロワーは391人!
今度は400人を目指せそうです。ほんと着実に見て下さる方が増えている感覚が嬉しいです( ;∀;)

youtubeは運営さんを怒らせてしまっているかもしれない

一方youtubeは登録者数52人。8倍の差が付いてしまいました(笑)
最近はショートしか投稿できていないので、投稿している動画の内容は同じなんですけどね…むしろ52人の方はまのぱぺチャンネルを見つけて下さりありがとうございます。

最近、もしかしらたyoutubeさんのご機嫌を損ねてしまったのかもしれないという出来事がありまして。
2月21日に『まのぱぺ相談室のまのって何者だ?』というタイトルの動画を投稿したのですが。

僕はこの動画の冒頭で「最近TikTokのフォロワーさんが増えて下さり」という主旨のことを言ったのですが。
その動画の、1日経った時点での内訳がこれです。

再生回数1回…!
いやそれよりも驚くべきはフィード1という数字です。

フィードとは、おすすめ動画などとしてサムネイルが視聴者さんのスマホやPCに表示された回数のこと。
視聴者さんは何かしらでサムネイルを目にして、クリックして再生するわけですが…1となると、チャンネル登録者の方にすらろくに動画がアップされたことが知られていないということです( ;∀;)

これがyoutube様の怒りに触れた結果なのか…。そんなにもTikTokという言葉は禁句だったのか…。
いや、もちろんこんな末端のチャンネルに怒っているはずもないのでたまたまに違いないのですが、さすがに動画をアップしたこと自体が誰のところにも届かないのでは評価してもらいようもない。

グチというか、思わず苦笑いしてしまったお話しを冒頭に挙げさせて頂きました。
以下より本題、1月下旬~2月中旬までアップした動画の中で4本ほどピックアップしてみます。

WISCと田中ビネー、2つの検査の違いをカンタンに解説

まず1本目にご紹介するのはこちら。
コラムのタイトルにも書かせて頂いた、お子さんの知能検査でよく使われる2つの検査の違いを1分でできる範囲でお話しいたしました。

けっこう質問を頂いたのが、年齢以外でこの2つをどう使い分けるのでしょうか?というもの。
コメントでもお返事させて頂いたものとして、目的やお子さんへの負荷量、検査に使える時間などでも変わってくるというところがあります。

すごく大まかに言えば、WISCの方がお子さんに負担がかかる場合があります。課題数も多く、手順もより細かく決まっておりしかもお子さんが失敗するまで続けるため、失敗が耐えられないタイプのお子さんには非常に厳しいシチュエーションになったりもします(田中ビネーにもそうした場面はありますが)。

また、正直な話、検査をとる側の都合が関係していることもあると思います。
検査の道具などは一式10万円以上しますので、そもそも両方備えていないという病院も多々ありえます。
加えてそれぞれの検査1つでも習熟には大変な時間と労力がかかるため…扱う検査者が慣れている方を選びやすいということもあります。
たとえば僕であれば、主治医の依頼でWISCをとる機会は頻繁にありましたが田中ビネーをとる機会は少なかったです。
これは主治医としても、WISCの結果を見慣れているため解釈がしやすいというのもあるでしょう。

と、このように検査1つとっても情報は様々あります。またちょこちょこと動画にしていけたらと考えている次第です。

最後に、あまり再生数ばかり言うのも嫌らしいんですが…TikTokではこの動画、3万回再生を超えています。
一方youtubeでは73回。

なんぼなんでも差が大きすぎ―、とこれまた苦笑い。
視聴者層の違いなんですかね…いつかyoutubeもグッと伸びてくるといいんですが。

構音(発音)の練習は始める時期が大切

もう1本、お子さん関連の動画をご紹介します。
これはとても大切なことで…もしお子さんの発音が気になっている親御さんや保育士さんなどにはぜひ知っておいてもらいたいことです。

動画の内容に簡単に触れると、発音(構音)の練習にはお子さんの成長を待つ必要があったり、音によっても難易度が違ったりと適切な開始時期がある、というお話しです。

あるあるなんですが、「もっとこの話に重点をおけば良かった」とか「こういう伝え方をすれば」よかったとつい動画をアップした後に浮かんできてしまったりします。
この構音の練習開始時期、というテーマももっとお伝えした方が良いことがあるなと思ったので…いずれここのコラムで取り上げようかなと思っているところです。

発達障害を作るのは個人の特性か?社会か?

3本目はこちら。
この動画、1分で伝えるにはテーマが壮大で尺的に苦しく、かなり言葉足らずだったかも…と反省もありつつ、その中でよくできたのでは、という納得感もありつつということで印象に残っている動画です。

発達障害というものの特殊なところとしては、他の内科的、外科的な疾患や身体障害と違い、何をもって障害とするのかが非常に分かりづらいところではないかと思います。

内科的な疾患であれば採血データが一定値を超えれば疾患と捉えられたり、腫瘍が見つかればそれもまた疾患でしょう。
外科的なものは出血や骨折などこれも診断基準は明確にしやすいかと思います。

身体障害であれば不自由な肢位がある、あるいは視覚や聴覚など感覚の障害というものが挙げられます。

しかし発達障害は、目に見える数値として出せるものが少ない上、たとえば心理検査で一定値を超える衝動性などがあるとしたとしても、当事者が困っていないケースも多々あります。

当事者が困っていなければ発達障害という診断からは外れることとなります(これもまた、何をもって困っているとするかは意見が分かれるところですが)。

当事者が困っているかどうか、には本人の認識や受け入れももちろん関わってきますが、社会との相互の影響というものも必ず関係してきますね。
今の時代では席に座っていられないことで障害とみなされる。でも時代が違えば調子のいい人気者と捉えられたり、その活発さをいかして村を助けるリーダー的な存在かもしれない。

以前、とある国の研究者が「発達障害をもつ人を生まれる前に発見できるようにし、それによって発達障害をこの世から無くしたい」と話していたということを小耳にはさんだことがあります。

どこまで信憑性がある話かはともかく、これぐらい極論にすると見えてくるものもあるなと思ったり。
本当に発達障害はこの世から無くすべきものなのか。そう思われるほど世界に不要なものであり、当事者は不幸なのか。

と、考えだすと本当にいろいろと複雑な話でもありますが…それを1分でできる範囲で表現した動画が本動画です。

ADHDの人が遅刻する本当の原因と心理

最後はこちら。
今回は4本とも発達障害(神経発達症)と密接なテーマの動画を選ぶこととなりました。1本ぐらいメンタル系や一般医学系も挙げたかったんですけど、入りきりませんでした。

これは本当に僕自身が日々思っていることなんですよね。
それが、ADHD傾向のある方は時間貧乏性になっている説
出かける直前の数分がもったいないと感じてしまう…基本的に、行動の効率が悪い自覚があるからこそ空き時間がもったいないと思ってしまうのだと思います。

その数分のために電車を乗り過ごしたらもっと大ダメージだとか、人の信用を失う方がよほどもったいないだとか、僕の場合はそうして言語化することで対応できるようになっていきました(他にも工夫したりはしていますが)。
これに気づけるようになったのが社会人になってからなので…それまで大変だったなあと思うとともに、今でも危ういときは危ういのでこの意識を忘れずにせねばと再認識もしています。

おわりに

今回も4本のショート動画をご紹介いたしました。
最近の動画は茶番のふざけたものや雑学的なものよりも、リアルな発達障害関連、メンタルケア系の話題が多くなっています。

というのも、そちらの方が再生数やコメントといった反響が多いので需要がある、ということなのだろうと思っています。
こんな動画がいい、こんな内容が見たい、あれが面白かった、などご意見を頂けると今後の活動に活かせるかと思いますので…お問い合わせフォームや公式LINE、マシュマロや動画のコメント欄などどこでも構いませんので何かありましたらお知らせください☆

まの☆言葉と発達障害と心の専門家さん

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